LEDランタンは、発光ダイオードを採用した電気式のランタンです。
この記事では、LEDランタンの概要と選び方、おすすめのモデルについて紹介します。
- LEDランタンは省エネルギーのランタン
- LEDは用途に合わせて選ぶ
- こまめに清掃する
LEDランタンの購入を検討している人は、本記事を参考にしてください。
LEDランタンとは火を使わないランタン
LEDランタンとは、発光ダイオードを使ったランタンです。
電池や充電式バッテリーで駆動するため、火を使いません。
近年アウトドアやキャンプ、自然災害備蓄品としてLEDランタンが注目されています。
LEDランタンには、従来のランタンにはない下記のようなメリットや特徴があります。
- 省エネルギー性
- 耐久性
- 安全性
LEDランタンの特徴は、持続時間が格段に長い点です。
従来のランタンに比べて電力消費が非常に少なく、長時間の使用ができます。
LEDの寿命は40,000時間とされており、キャンプやアウトドア活動、非常時の停電対策に活用できます。
LED自体が衝撃に強く、ランタン全体も防水や防塵仕様のものが大半です。
悪天候や過酷な環境でも、不安なくランタンを使用できます。
さらに、LEDランタンは電気を光源としているため、火災や火傷のリスクがありません。
小さなお子様やペットがいるご家庭でも、リラックスして使用できます。
燃料漏れや燃料の揮発による中毒のリスクも、気にしなくてよいでしょう。
LEDランタンの特徴とメリットを理解し、用途に応じて最適なLEDランタンを選ぶと、より快適で平穏な生活を送れます。
LEDランタンは用途で選ぶ
一口にLEDランタンといっても、種類が豊富でどれを選べば良いのか迷ってしまう人も少なくありません。
LEDランタンを選ぶ際には、下記の6つのポイントを参考にするとよいでしょう。
- 用途
- 明るさ
- 防水性
- 機能性
- 価格
- デザイン
特に用途に関しては、LEDランタンを選ぶ際の大切なポイントです。
最初に、LEDランタンをどのように使用したいのか、用途を明確にしましょう。
ここでは、それぞれを詳しく紹介します。
使用する用途で使いやすいかどうか
LEDランタンを使用する場面で、使いやすいかどうかがポイントです。
LEDランタンには様々な用途がありますが、主に以下の3つの用途で使用されます。
用途 | 選ぶ際のポイント |
---|---|
アウトドアやキャンプ | 明るさと連続点、持ち運びやすいかどうか |
非常用や防災用 | 安全性や耐久性に優れているかどうか |
作業現場 | 明るさや作業しやすい照射角度、操作性が高いかどうか |
たとえばアウトドアやキャンプでは、明るく持ち運びやすいLEDランタンが重宝されます。
一方停電や災害時には、長時間の光源を提供できるLEDランタンが活躍します。
作業時には、片手で操作できるか、作業しやすい照射角度かどうかが重要視されるでしょう。
用途によって必要な機能や性能が異なるため、用途に合ったランタンを選ぶようにします。
明るさが用途にあっているかどうか
適切な明るさのLEDランタンは、快適で効率的な照明を提供します。
LEDランタンの明るさは、ルーメン(lm)で表されます。
使用用途 | おすすめのルーメン |
---|---|
アウトドアやキャンプ | 150ルーメン以上 |
非常用や防災用 | 100~200ルーメン |
作業用 | 500ルーメン |
同じアウトドアやキャンプでも、LEDランタンを利用するシーンで必要なルーメン数は変わります。
夜のサイト設営には、200ルーメン以上の明るいLEDランタンが便利です。
一方テントの中で読書を楽しむときには、50〜100ルーメン程度のLEDランタンが重宝します。
明るすぎると眩しいため、ルーメン数に注意して選びましょう。
防水機能があるかどうか
屋外使用を想定する場合は、防水機能付きのランタンがおすすめです。
キャンプやアウトドアでは、突然の雨や水しぶきにさらされる可能性があります。
防水機能が十分ではない場合、故障の原因となり夜間の活動が困難になる恐れが出てくるでしょう。
防水性能は、IPX(Ingress Protection)の数値で示されます。
屋外の作業は、水しぶきに耐えられるIPX4以上の防水性能があるLEDランタンが望ましいでしょう。
釣りや防災用には、IPX7の完全防水ランタンがおすすめです。
防水性を無視すると、トラブルの原因となります。
購入時には、用途に合った防水性能のランタンを選びましょう。
使いやすい機能があるかどうか
使いやすい機能を持つランタンは、多様な状況で便利で満足度が高いです。
使いやすい機能としては、次のようなものが挙げられます。
- 調光機能
- 点灯モードの切り替え
- USB充電対応
たとえばUSB充電対応のランタンは、モバイルバッテリーやソーラーパネルで充電でき、非常時に便利です。
タブレットやスマートフォンの充電ができるランタンは、非常に重宝します。
自分の用途に合った便利な機能を考慮し、より使いやすいものを選びましょう。
予算にあった価格かどうか
予算内でランタンを選ぶと、コストパフォーマンスが高く満足度も高いです。
LEDランタンの価格帯は、性能や機能によって大きく異なります。
安価なものは数千円から、高性能なものは1万円以上する商品も少なくありません。
安すぎるLEDランタンは、機能面で物足りなく感じる場合があるでしょう。
一方価格が高いLEDランタンは多機能である反面、全ての機能が必要とは限らず無駄な出費となるケースも多く聞かれます。
予算を抑えたい人は、次の2つを意識するとよいでしょう。
- 必要な機能だけ備えたランタンを選ぶ
- セールやアウトレット品を活用する
自身の予算と使用目的を考慮すると、予算内でより高性能な製品を手にできます。
気に入ったデザインかどうか
デザインが気に入ったランタンを選ぶと、使用時の満足感が向上します。
見た目が良いランタンは友人や家族とのアウトドア活動やパーティーなどの話題作りにもなり、楽しい時間を演出します。
本格的なアウトドアや防災用途なら、シンプルでタフなデザインが適しているでしょう。
一方、室内用などならカラフルでおしゃれなデザインが選ばれます。
カラーバリエーションが豊富なランタンも、選択肢として考えられます。
自分の好みや使用シーンに合わせて色を選択すると、個性の表現が可能です。
お気に入りのデザインを持つランタンを選ぶと、視覚的な楽しさと実用性を両立させ、長く愛用できるアイテムとなるでしょう。
おすすめLEDランタンモデル5選
ここでは、おすすめLEDランタンモデルをご紹介します。
商品名 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
CLAYMORE 3FACE+ | 照射範囲が広い | 明るさ重視の人 |
Goal Zero Lighthouse Micro Flash | 機能的でコンパクト | 小型で持ち運びやすいサイズを探している人 |
ラギッドパッカウェイランタン | 携帯充電が可能 | 非常時の備え用を探している人 |
ML4 | 防塵・防水性能 | 釣りや登山などに強いランタンを探している人 |
Black Diamond APOLLO LANTERN | 電源供給器として使用が可能 | デザイン性と機能性の両方を重視する人 |
CLAYMORE 3FACE+
CLAYMORE 3FACE+は3面発光し、非常に明るいLEDランタンとして魅力的です。
持ち運びに便利なストラップとカラビナが付属しており、簡単に携帯したり吊り下げたりできます。
SOS信号点滅機能が備わっていて、緊急時にも役立ちます。
光色は3色に調節が可能で、用途に応じて使用が可能です。
Goal Zero Lighthouse Micro Flash
Goal Zero Lighthouse Micro Flashは、手のひらサイズのコンパクトなLEDランタンとして注目されています。
最大150ルーメンの明るさを実現し、内蔵の9.62Whリチウムイオン電池で最長170時間の点灯ができます。
USBポートを搭載し、ソーラーパネルからの充電にも対応が可能です。
ラギッドパッカウェイランタン
ラギッドパッカウェイランタンは、アルカリ電池とリチウムイオン電池の両方に対応しています。
携帯電話の充電もできるため、災害時にも役立つでしょう。
アウトドアでは、テーブルやテントの照明に最適です。
コンパクトに収納が可能であり、持ち運びもできます。
ML4
ML4はアウトドアシーンで大活躍する、超コンパクトな携帯型ランタンです。
カラビナフック付きであるため、バックパックやベルトループに簡単に装着できます。
付属の充電池を本体に入れたまま、マグネットチャージャーでUSBポートから充電可能です。
さらに市販のアルカリ単3形乾電池も使用できるため、電池切れの心配もありません。
Black Diamond APOLLO LANTERN
Black Diamond APOLLO LANTERNは、ランタン本体から放電して、ヘッドライトや携帯電話などを充電できる機能的なアイテムです。
IPX4の防水性能を持ち、雨天時の使用にも活用できます。
見た目も洗練されていて、キャンプ場でも注目の的になるでしょう。
LEDランタンを長持ちさせるためには定期的に清掃する
LEDランタンはアウトドアや非常時に欠かせないアイテムであり、その寿命や性能を維持するためには適切なメンテナンスが必要です。
以下で紹介する、3つのポイントを意識したメンテナンスを行いましょう。
- 定期的な清掃
- バッテリーの管理
- 適切な保管
屋外で使う機会の多いLEDランタンは、泥や砂が付着して明るさが落ちてしまう恐れがあります。
表面やレンズに付着した汚れや埃は、定期的に取り除くとよいでしょう。
さらに充電式LEDランタンの場合、バッテリーを過充電や過放電させないように注意する必要があります。
使わないときは、バッテリーを取り外して保管するといった工夫が大切です。
その他保管方法では、乾燥した冷暗所に保管する方法が望ましいでしょう。
LEDランタンは湿気に弱く、保管場所を誤るとサビや腐食が発生し、故障の原因となります。
さらに内部にまで湿気が入り込むと、電子部品にダメージを与える恐れが高くなります。
LEDランタンの調子が悪いと感じたら、無理に使用せず、早めに修理に出しましょう。
故障を放置すると、さらに深刻な問題に発展するリスクが高くなります。
LEDランタンを使用する際は丁寧に扱う
LEDランタンは、安全で便利な照明器具です。
ただし、使用にはいくつかの注意点があります。
LEDランタンは発熱量が少ないアイテムですが、完全に熱くならないわけではありません。
高温多湿な場所や直射日光に長時間放置すると、本体が変形したり、故障の原因になったりします。
防水構造のLEDランタンもありますが、種類によっては水濡れに弱いものもあります。
水濡れすると感電や故障の原因となるため、なるべく雨天の使用は避け、水濡れした場合はすぐに拭き取るようにしましょう。
ランタンの防水性能を過信せず、雨天時や水辺の使用には気を付けます。
防水仕様であっても完全に水没させると、故障の原因になるケースが大半です。
さらに、LEDランタンは衝撃に弱い場合もあります。
落としたりぶつけたりすると、破損したり、故障したりするリスクが高くなるでしょう。
使用する前は取扱説明書をよく読んで、使用方法を確認します。
特に充電方法や点灯時間、使用温度範囲などは、一通り目を通しておきましょう。
使用中にランタンが異常に熱くなったり、異臭がしたりする場合は、使用を中止します。
無理に使用すると、感電や火災などの事故につながる可能性があります。
正しい取り扱い方法を守ると、アウトドアの夜間活動や非常時の強力な明かり源として、その役割を十分に発揮してくれるでしょう。
用途にあったLEDランタンを選び活用しよう
LEDランタンは、従来のランタンと比べて省電力で長寿命、安全で扱いやすいという多くの利点を持つ照明器具です。
キャンプや登山などのアウトドアはもちろん、災害時や停電時の備えとしても最適といえるでしょう。
キャンプや登山では、LEDランタンをテント内やランタンスタンドに設置して、照明として使用できます。
その他、災害時や停電時には懐中電灯代わりに使用が可能です。
適切なメンテナンスと注意事項を守ると、アウトドアやあらゆるシーンで活躍し、長期間明るく快適な照明を提供してくれます。
定期的なメンテナンスと適切な使用を心がけていると、LEDランタンの性能を長期間にわたって維持し、過度に心配し過ぎず使用できます。
多くの利点を持つLEDランタンを、日常生活に取り入れてみましょう。
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